【真冬の空手】稽古に参加するだけで強くなったといえる理由

2022年の初稽古はとてつもなく寒かったです。

気温はほぼ0度で外は暴風だし、雷も鳴るしとんでもない天候のもと、2022年の空手はスタートしました。

今回は、冬の稽古に参加するだけで強くなっているといえる理由を解説します。

なぜ真冬の練習に参加することと強いことがつながるのか?

さらに強いとはどういうことかについて深堀りするので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

冬の稽古は寒くない!痛いんだ!

体を動かせば暖かくなる!って思いますよね?

たしかに、正拳突きや移動稽古をすれば暖かくはなるし汗もかく。

問題はそこじゃない!問題は足なんだ!

動くことで体は温まっても、床との裸足で接触している足は寒いを通り越して痛くなります。

足元まで温めようとおもって、温まった熱をフローリングが吸熱してすぐに冷えてしまう。

氷の上に歩いているようなものなんです。

冬の練習は私も嫌です

先日、寒い中練習している子供に聞いてみました。

「今日練習に来るの嫌じゃなかった?」

子どもたち「すっごく嫌だった!」

そりゃそうだ。

外は寒いことわかっているし、そんな中の空手の練習なんて最悪ということは子供でも知っています。

私だって寒い中練習に行きたくないのです。

家の中で暖かくしたいし、ゴロゴロしたい。

誰だってこんなに寒い中に空手の練習は嫌なんです!

なぜ寒いのに練習に参加するのか?

でも、なぜ嫌なのに練習に出席したのでしょうか?

「お母さんに言われたから」と答える子供もいます。

お母さんに言われたら嫌なことでもするのか?本当に嫌なら泣いて拒否すればいいのではないか?

実は子どもたちは空手が好きで、練習に行きたいんじゃないのだろうか?

寒いくて行きたくないという気持ちは、体の反応です。

一方、空手に参加したいという気持ちは心の反応です。

寒い中に空手の練習にいったということは、やりたい気持ちが寒さに勝利したことです。

精神的欲求が肉体的欲求を上回ったということにほかならない。

自分のわがままを通さずにやるべきことをやったということです。

寒い中練習に参加したということは、自分に負けずに行動したといえます。

つまり、自分自身に勝った!ということなんです。

寒い日に練習した経験は将来役立つ

寒い日の練習がなぜ社会に役立つのか説明します。

子どもたちが大きくなって社会人になったときに、小学生で習った空手が役立つことはまずありえません。

護身術に空手が役立つと思う人もいるかも知れませんが、生半可な護身術は危険です。すぐに逃げましょう。

つまり空手を練習しても、直接はなんの役にも立ちません。

大切なことは空手から何を学ぶかなのです。

これこそ私が子どもたちに指導したい本当のこと。

寒いから空手の練習に行きたくなかったけど、頑張って練習に参加したら楽しかった。

やりたくないけど、いざやってみたら楽しくて夢中になった。結果、言ってよかった。

この経験は、嫌なことでも一歩踏み出して参加することで考え方が変わったという成功体験です。

大人でも嫌なことはたくさんあります。目の前のことから逃げ出してばかりだと、楽しいこともわかりません。

なんだかわからないけど、とりあえず少しだけやってみよう!やってみたら、やってよかったと思えた。

あなた自身にもきっとあるはず。

寒いときに練習に来た子どもたちは自身を持っていいです!

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