突き技のコツは体の前で三角形を作ること

子供の指導をしていて気がついたことがありました。

真っ直ぐに突きができていない!

空手の突きは体のど真ん中を狙って突きます。
しかし、これが意外と難しい。
まっすぐ狙っているつもりが、少し右によったり、左によったりします。
慣れてしまえば簡単ですが、空手を始めたての子供はこれが案外難しい。

そこで、私は突きを指導する際には次のように教えています。

体の前に三角形をつくりましょう!

三角形を意識することで突きを劇的に改善することができます。

体の前に三角形を作る!

体の前に三角形を作るとは一体どういうこと?と、感じると思うので詳しく説明します。

まずはその場突きを例に取ります。

真っすぐ立った状態から、正拳突きをします。その際に、左右の肩と拳を頂点とする三角形を作ります。

ほら。体の前に三角形を作ることができました。

この三角形を大きな二等辺三角形にすることを意識するだけで、突きが真っ直ぐで強い突きになります。

間違った突きの場合、三角形が崩れます

初心者の場合、両肩と拳で作る三角形の形がいびつになります。
拳を伸ばしすぎて、肩が前に出てしまうと鈍角三角形になります。
拳の位置が体のど真ん中でなければ、直角三角形になります。
拳が伸び切っていないと、面積の小さな三角形になります。

目標とするのは大きな二等辺三角形です。

大きな二等辺三角形は突きの理想形

大きな二等辺三角形が理想の突きであることを説明します。

二等辺三角形ということは、体の正面をついているということです。
更に底辺となる両肩の幅を広くすることは、背中の筋肉(広背筋)をしっかりと広げてついている状態です。
突きは背中で突け!と言われるように、背中を意識することが重要です。
大きな三角形を作るために両肩を広げると、無意識に背中を広げることができ、これが背中を意識した突きであることにほかなりません。

突きが苦手な子供に指導する場合は、体の前に大きな二等辺三角形をつくりましょう!と指導してください。

小学生には図形の勉強にもなるので一石二鳥です!

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